小児科専攻医プログラム連携施設
天使病院
メンバー
髙橋 伸浩 (医会員) |
副院長 周産期母子センター小児部門 部長 NICU主任科長 |
日本小児科学会(専門医・指導医) 日本周産期・新生児医学会(暫定指導医) |
飯塚 進 (医局員、非常勤) |
小児部門相談役 | 日本小児科学会(専門医・指導医) 日本血液学会(専門医) |
外木 秀文 (医局員) |
臨床遺伝センター センター長 | 日本小児科学会(専門医・指導医) 日本遺伝カウンセリング学会(専門医、指導医) 日本人類遺伝学会(専門医) |
奥原 宏治 (医局員) |
小児科主任科長 | 日本小児科学会(専門医・指導医) 日本内分泌学会(専門医) |
朝比奈 直子 (医局員、非常勤) |
日本小児科学会(専門医) 日本小児神経学会(専門医) 日本てんかん学会(専門医) 医学博士(2007年北海道大学) |
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鈴木 大介 (医局員) |
小児科科長 医学博士(平成22年3月、北海道大学) |
日本小児科学会専門医・指導医 日本血液学会専門医 日本小児・血液がん学会専門医・指導医 日本造血細胞移植学会造血細胞移植認定医 |
脇口 定衞 (非医局員) |
小児科科長 | 日本小児科学会(専門医) |
佐々木 理 (医局員) |
小児科科長 | 日本小児科学会(専門医) 日本胎児心臓病学会 胎児心エコー認定医 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター |
森岡 圭太 (医局員) |
NICU科科長 | 日本小児科学会(専門医・指導医) 日本周産期・新生児医学会(専門医) 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター |
越田 慎一 (医局員) |
NICU科科長 | |
服部 晶人 (医局員) |
専攻医 | |
酒井 祐介 (医局員) |
専攻医 |
医長より
天使病院は札幌駅より徒歩でアクセス可能な東区にある病院です。
当院は、1908年(明治41年)に7名の修道女が来札し、1911年(明治44年)に診療所を開設したことから始まりました。北海道ではとても歴史の古い病院の一つで、開院後111年となります。
全病床数260床の中規模の病院であり、常勤医師数は71名(初期研修医は13名)となります。
小児病棟は31床、新生児未熟児病床(NICU15+GCU11)は26床であり、小児科常勤医師の総数は10名、非常勤医師は2名で診療にあたっています。
札幌中心部に位置する病院でありながら疾患背景は多彩であり、上気道炎や気管支炎を筆頭とするcommon diseaseから始まり、川崎病等の自己炎症性疾患、ネフローゼ、悪性疾患、糖尿病まで多岐に渡ります。
指導医も遺伝、内分泌、心臓、新生児、血液、神経等の各分野をカバーし充実した後期研修を提供することが可能であり、北大小児科の後期研修プログラム参加関連病院として機能しています。
2022年度の実績としまして、小児病棟入院数:1032名、NICU入院数:203名でした。
2019年から始まった新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、成人、小児ともに病院を受診される方が減少しましたが、昨年度は病院を受診する患者さんの総数は改善傾向が見受けられた一年でした。
当院小児科の特徴は全道で最大規模のNICUを有することです。
NICUベッドは15床、GCUベッドは11床となります。
北海道内ではNICUを15床持つ施設は、当院と市立札幌病院だけとなります。
小児外科疾患を積極的に全道各地から受け入れており、年間15〜40例の新生児消化器疾患を受け入れて手術と術前術後管理を行っています。
対象疾患は先天性食道閉鎖症から鎖肛までほぼ小児外科の教科書に出てくる疾患を半年〜一年間でを網羅できるほど豊富です。
「新生児外科疾患は天使病院で治療を受ければ安心」と、患児のご家族やご依頼頂いた医療関係者の方々にに思って頂けるよう日々努力を重ねています。
このような環境で小児科専攻医としてのキャリアを一緒に過ごしてみませんか。
専攻医・後期研修医より
私は初期研修から天使病院でお世話になり、専攻医2年目の半年間も引き続き勤務させていただいています。
昨年1年間で、半年ずつNICU病棟と一般小児病棟とをローテートさせていただきました。同じ小児科でありながら扱う疾患や1日のタイムスケジュールなどが大きく異なり、小児科の幅広さを思い知りました。NICUでは人工呼吸器管理などをはじめ集中治療を、小児病棟では小児内科としての鑑別・検査の進め方を勉強することができました。札幌市外の病院ではNICU病棟、一般小児病棟を同時に担当することが一般的なようですが、専攻医1年目としてはそれぞれ独立していた方が働きやすかったように思います。天使病院を卒業された専攻医の先輩方も1年目が天使で良かったとおっしゃっていたので間違いないと思います。また個人的には、研修医から引き続き同じ病院で働くことができたのも病院のシステムやスタッフの方々が変わらないという点でストレスなく専門の勉強に専念できたので、小児科志望の初期研修医の先生にもお勧めできるコースだと思います。
初期研修のローテート先・後期研修の場として天使病院小児科をぜひ検討していただければ嬉しいです!
天使病院小児科 専攻医 服部 晶人
専攻医1年目の酒井と申します。長野県長野市で2年間の初期研修を修了し、小児科専攻医として4月から天使病院に勤務しています。当院の専攻医は、小児病棟、NICUをそれぞれ合計半年間ローテートすることになっており、私は現在、小児病棟に勤務しております。天使病院の小児病棟では、細菌性肺炎、急性胃腸炎、急性中耳炎、熱性けいれんなどの小児のcommon diseaseだけでなく、川崎病、ITP、IgA血管炎など様々な疾患を主治医で担当します。また、当院に特徴的なこととして、小児外科の手術数が北海道内でトップクラスなことがあげられ、周術期管理を外科の先生達と協力しながら、小児科医が主治医として担当します。研修を初めて2ヶ月目ですが、肥厚性幽門閉鎖症、急性虫垂炎、絞扼性イレウスなどの外科疾患の患者さんの主治医となり、輸液、鎮痛などを考慮しながら退院に向かうまでの周術期管理を学ぶことができております。指導医の先生方も遺伝、血液、内分泌、循環器、神経をそれぞれ専門とした先生方がおり、手厚いバックアップのもと診療にあたることができます。また、病棟業務だけでなく、時間外外来、救急車対応、予防接種のコマも割り当てられており、病棟だけでなく様々な経験をすることができます。専攻医として、日々鍛錬の毎日ですが、指導医の先生方によるフォローのもと、多くの修練を積むことができる環境だと思います。
天使病院小児科 専攻医 酒井 祐介