小児科専攻医プログラム連携施設
市立札幌病院
メンバー
<小児科>
佐野 仁美 | 部長 | 日本小児科学会専門医・指導医 日本内分泌学会専門医 日本糖尿病学会専門医・指導医 こどものこころ相談医 |
畠山 欣也 | 副部長 | 日本小児科学会専門医・指導医 日本小児循環器学会専門医 |
伊藤 智城 | 医長 | 日本小児科学会専門医 日本小児神経学会専門医 日本てんかん学会専門医 |
山崎 健史 | 医長 | 日本小児科学会専門医・指導医 日本小児腎臓学会専門医 米国心臓協会PALSインストラクター |
工藤 絵理子 | 副医長 | 日本小児科学会専門医 日本アレルギー学会専門医 |
忠鉢 もも | 専攻医 | |
中島 理沙 | 専攻医 | |
川村 信明 | 嘱託医 | 日本小児科学会専門医 日本アレルギー学会専門医・指導医 |
<救命救急センター>
提嶋 久子 | 部長 | 日本小児科学会専門医 日本救急医学会専門医 麻酔科標榜医 |
<新生児内科>
水島 正人 | 部長 | 日本小児科学会専門医・指導医 日本新生児成育医学会代議員 日本周産期新生児医学会暫定指導医 |
内田 雅也 | 副部長 | |
塩野 展子 | 副部長 | 日本小児科学会専門医・指導医 日本周産期新生児学会専門医・指導医 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター 胎児心エコー認証医 |
里見 達郎 | 医長 | |
池田 雅彦 | 副医長 | 日本小児科学会専門医 日本周産期新生児医学会専門医 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター |
松元 献 | 一般職 | 日本小児科学会専門医 |
金 潔駿(非医会員) | 専攻医(手稲渓仁会病院) | |
東山 望 |
専攻医 |
部長より
2020年1月以降、市立札幌病院は新型コロナウイルス感染症患者の診療において中心的な役割を担い続けてきました。2022年からは小児感染者数が増加して中等症例も増えましたが、幸い現時点で死亡例はありません。2023年5月、新型コロナウイルス感染症の5類移行により、ようやく一つの節目となりましたが、この3年間が子どもたちに与えた影響は大きく、さまざまな懸念を感じています。
当院小児科は二次救急対応など急性期疾患にも力を入れていると同時に、多くの慢性疾患患者を診療しています。糖尿病内分泌・神経・心臓・腎臓・アレルギーの各専門外来を設けており、それぞれ常勤医が担当しています。若い先生たちを含めて、日頃から皆で議論しアイデアを出し合って診療するようにしています。年齢や経歴に関係なく、互いに協力しあう姿勢を大事にしています。当院には各科が揃っており横断的な診療もしやすい環境です。二次救急疾患だけでなく、じっくりとひとつの症例に向き合うような診療も経験できると思います。若い先生方の力を信じています。
小児科部長 佐野 仁美
市立札幌病院のNICUは道央圏で唯一の総合周産期母子医療センターに指定されています。当院は、内科的あるいは精神科的合併症を持つ妊婦さんや多胎などのハイリスク分娩が多いのが特徴です。小回りのきく市中病院として早産児を多く引き受けており、小さな赤ちゃんの診療は北海道で最も症例数が豊富で、全国的にも有数の規模です。
新生児内科には小児科と重複なく6人の常勤医(研修医を含まない)が在籍し、NICU専属で赤ちゃんの診療を行っています。初期研修医、専攻医ともに、随時研修の受け入れが可能です。
昨今の少子化にくわえて新型コロナの影響により、当院ではリスクのない妊婦さんの分娩数が大きく減少し回復できていません。それにともなってNICUの入院数も減り、黄疸や一過性の呼吸障害など軽症の入院が少なくなっています。しかし、ハイリスク分娩、1500g未満の分娩については、コロナ前とほとんど変わりない状況で、質の高い研修が可能です。
新生児内科部長 水島 正人
専攻医・後期研修医より
小児科専攻医1年目の中島 理沙と申します。
当院では、小児科と新生児内科がそれぞれ独立しており、専攻医はそれぞれの科を、半年毎ずつローテする形式をとっています。市立札幌病院で初期研修を行い、専攻医1年目として残っている、心強い同期の東山先生と研修を行なっており、まずは私が小児科、東山先生が新生児内科をまわっています。私からは小児科を中心にご紹介させていただきます。
当院では、札幌市の中核病院として、救急車や他院からの紹介を積極的に受け入れています。内分泌・糖尿病、循環器、神経、腎臓、アレルギーなど、各分野を専門とする先生が在籍しており、感染症はもとより、専門的な精査加療が必要な患者さんを幅広く受け入れることが可能となっています。専攻医は定期の外来は持ちませんが。予防接種外来と、発熱外来や予約外の診療を担当し、急性疾患を主とする入院患者さんを中心に診療しています。勤務開始し、まだ2ヶ月目ですが、RSV、胃腸炎などの感染症、喘息やクループなどの呼吸器疾患、発育不全、川崎病など、数多くの疾患を経験させていただいています。
小児科初年度として、不慣れなことばかりで、バタバタの毎日ですが、上級医の先生、スタッフの皆様方に支えられ、なんとか業務を行なっています。毎朝カンファレンスを行い患者さんの情報を共有し、いつでも非常に相談しやすい環境であり、日々多くのアドバイスをいただいています。早く一人前になれるよう、精進して参ります。
小児科専攻医 中島 理沙
専攻医一年目の東山と申します。初期研修2年間に引き続き、今年度も市立札幌病院で勤務させていただいております。当院は小児科と新生児内科がそれぞれ独立しており、私は上半期に新生児内科、下半期に小児科で勉強させていただきます。現在は新生児内科で上の先生方の手厚いサポートをいただきながら、新生児の全身管理や蘇生を一から学ばせていただいております。当院は超/極低出生体重児の症例も多く、文字通り、今までの経験とは桁の違う繊細な管理が必要であることを日々痛感しています。母体搬送、新生児搬送の受け入れも多く、幅広い症例を経験でき、新生児について集中して学べる環境に感謝し、研鑽を積みたいと思います。
新生児内科専攻医 東山 望