当科の紹介

研究

安藤 明子 先生秋田大学 2009年(平成21年)卒業

秋田大学卒業後に地元の北海道へ戻ってきました。学生時代から産婦人科志望でしたが、初期研修を行った帯広厚生病院の濃厚な小児科研修を経て、産婦人科入局宣言一歩手前で急遽小児科に転向しました。入局したほうがよいのか、どこの大学に入局したらよいのか、はじめよくわかりませんでしたが、北大小児科は他大学からもたくさん入局者がいると聞き、周囲の先生方のおすすめもあって北大に入局しました。本当に出身大学の垣根はなく、困ったときは親身になってくれる先生ばかりです。
北大小児科に入局後は、釧路赤十字病院、帯広厚生病院、市立旭川病院、北見赤十字病院、市立札幌病院と多数の病院で働き、たくさんの経験を積むことができました。中でも新生児の全身管理に興味を持ち、さらに経験を積むべく、大学院に入りました。

早産で生まれたお子さんたちの睡眠と知的発達について研究しています。新生児医療の発展とともに多くの命が助かるようになっている一方、成長とともに発達の問題も多くなっています。そんなお子さんたちの中に「夜なかなか寝ない、夜中に起きてしまう、朝起きられない」など睡眠の問題も多くみられます。「寝る子はよく育つ」と言われますが、体の成長だけではなく、睡眠が知的発達にも大きく影響するのではないかと考え、睡眠計を用いて1~3歳児の睡眠調査をしています。
周産母子センター(NICU)での臨床業務と研究の両立は大変なこともありますが、同僚や研究グループの先生方の助けを借りながら頑張っています。

臨床と研究の両立は大変ではありますが、大学病院の臨床では市中病院では経験できない症例をたくさん診ることができ、とても勉強になります。研究を行いながら、臨床力もつけていくことができるのは大きなメリットです。
子供の睡眠についてはまだまだ未知なところが多い分野です。ご興味がある方、一緒に解明していきましょう。

木村 修平 先生旭川医科大学 2014年(平成26年)卒業

地元が北海道であり、道内でキャリアを積みたいと考えていました。幅広い経験をするには道内に多く関連施設のある北大小児科が最適と考え、入局を決めました。実際に、道央だけではなく道内全域の病院で勤務し、様々な疾患を経験することが出来ています。また、多くの稀少疾患や新規治療・治験に携わる機会にも恵まれており、北大小児科に入局を決めた自分の判断が誤りではなかったと確信しています。北大小児科は10個の専門グループに分かれていますが、各分野のスペシャリストへ気軽に相談出来る点も良い所だと感じています。

ミトコンドリア病のモデルマウスを用いて、有効な治療法がないかどうかの研究をしています。実験開始当初はなかなか病態モデルマウスが増えなかったため、先に進むことができませんでした。実際に始めてみると予想とは違う結果が得られたり、新たなアイデアが浮かんだりと、日々刺激のある実験になっています。密に指導を受けており、指導教官以外からもご意見を頂く事があるので、袋小路に迷い込む事がない環境で充実しています。

研究は終わりなき旅に例えられることがしばしばあります。旅には出会いが付き物であることと同様に、研究にも新たな発見が満ち溢れています。毎日同じ作業の繰り返しで辛くなることもありますが、ちょっとしたことをきっかけとして、新たな着眼点に到達できた時はエンドルフィンの分泌を感じることが出来るかもしれません。その結果が難病治療の一端を担うことになるのなら、どうなってしまうのでしょう?北大小児科では様々なテーマで研究を行っています。先生方の興味を惹くものがきっと見つかると思いますよ!

実験施設と優秀な実験助手

辻岡 孝郎 先生北海道大学 2009年(平成21年)卒業

「生まれ育った北海道で小児科医をやりたい」と思い、それであれば、小児科専門医取得のための専攻医研修までだけでなく、その後のサブスペシャリティ研修や学位取得・海外留学などまでサポートをいただくことができ、かつ北海道内でコネクションの強い当教室に所属するのがいいと考えました。

北海道大学大学院薬学研究院分子薬剤設計学研究室(原島秀吉教授)に留学させていただき、心筋細胞ミトコンドリアを標的としたリポソーム製剤の作製とその治療の可能性について勉強させてもらっています。

もともと私は研究志向が高いわけではありませんでしたが、小児科医として働いているうちに、病院での診療に従事するだけでなく、医学研究などいろいろな分野に触れてみたいと思うようになりました。それを叶えるのは大学院に進学したこのタイミングしかないと思い上司に相談してみたところ、病院勤務を一時免除していただき送り出してもらえました。

真部教授をはじめ当医局のスタッフたちは、多様な進路・働き方について話を聞いてくれて、それをできるだけ叶えるよう配慮してくれるので、大学の医局という敷居の高さをあまり感じさせず、のびのびと研鑽を積めると思います。

北海道で小児科医として働きたい方も、研究のことも少しでも考えてみたい方も、まずはご遠慮なくご連絡ください。