学生・研修医の方へ

教授からのメッセージ

北海道大学小児科学教室 教授

真部 淳

北海道大学小児科は1924年に開設されて以来97年の歴史を持つ伝統ある教室で、これまでに世界で活躍する優秀な研究者、臨床家を多数輩出しています。

小児医療の特徴として、
1)自分の意見を上手に伝えられない小児に対し、年齢や発達段階に応じた取り扱いが必要である。
2)小児の診療に当たっては、小児外科、産婦人科、放射線科、遺伝子診療部など、小児科以外の多くの部門との連携が必須で、いわゆるチーム医療を実践する必要がある。
3)小児の疾病は多岐にわたり、多くの専門家が関わる必要があるが、一方、病気そのものではなく、病気を持つ子どもを大人になるまで包括的にみていく必要があり、文字通りのトータルケアを要する。

そのためには、医師や看護師、薬剤師、臨床検査技師などの医療職のみならず、保育士、チャイルドライフスペシャリスト、子ども療養支援士、ソーシャルワーカー、心理士、教師など、多くの職種との密接な協力が欠かせません。北海道大学病院には、このような特徴を備えた小児医療を実践するための大きなインフラが整備されています。

北大小児科は、免疫、血液・腫瘍、神経、腎臓、内分泌、循環器、新生児、感染症、遺伝、代謝の10分野に渡る専門グループを擁しています。どんな小児の疾患でも北海道大学病院小児科に来れば正しく診断され、治療が受けられ、世界的なレベルでの研究が進んでおり、情熱に溢れた教育が行われています。時あたかも、COVID19が席巻していますが、私たちは怯むことなく、この疾患を正面から見据えて解決策を追及します。皆様にはこれらの目標にかける私たちの熱意を受け取っていただければ幸いです。

(2021年5月)