患者さま・ご家族さまへ

診療と設備

治療方針

北海道大学小児科では、世界水準に適応した最新・最良の医療を提供できるよう、日々研鑽を重ねております。当科は、高度化する小児医療に対応するため、診療班として、血液・腫瘍、神経、腎臓、内分泌、循環器、新生児、免疫、感染症、染色体、代謝の各疾患に対応するように細分化し診療・研究に当たっております。

診療体制

北大小児科が北海道内各地に展開する関連病院を通じて、高度医療が均てん化されるよう、専門医、研修医の教育を行なっております。

10診療班(血液・腫瘍、神経、腎臓、内分泌、循環器、新生児、免疫、感染症、遺伝、代謝)は、グループで診療にあたり、必要な情報を共有しつつ診療に当たります。各診療班は専門的知識を持った医師で構成されており、グループ内で意思疎通を密にし、適切な診療を提供するよう努力しています。

設備

小児科病棟には感染症病棟を併設しており、個室11室(うち3室は差額ベッド)を含む45床の病床を有しています。また、造血幹細胞移植の際には無菌病棟(内科と共用)の5床のベッドが利用可能です。

診療分野

  • 膠原病(全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎など)
  • 免疫不全症(複合免疫不全症、無ガンマグロブリン血症など)
  • アレルギー性疾患(気管支喘息、食物アレルギーなど)
  • 血液疾患(白血病・再生不良性貧血など)
  • 腫瘍性疾患(神経芽細胞腫、ウイルムス腫瘍など)
  • 神経疾患(てんかん、発達遅滞など)
  • 筋疾患(筋ジストロフィー、先天性ミオパチーなど)
  • 腎疾患(ネフローゼ症候群、慢性腎不全など)
  • 内分泌疾患(糖尿病、クレチン症など)
  • 循環器疾患(先天性心疾患、不整脈など)
  • 感染症(B型肝炎、結核など)
  • 代謝疾患(先天性代謝異常症、糖原病など)
  • 消化器疾患(先天性胆道閉鎖症、新生児肝炎など)
  • 新生児疾患(低出生体重児、先天異常など)
  • 遺伝性疾患(遺伝カウンセリングを含む)