学生・研修医の方へ

医会長からのメッセージ

北海道大学小児科 医会長

山澤 弘州

北海道大学小児科のホームページへようこそ。

まず始めに病院ホームページではないので、研修医・専攻医など医療者向けの挨拶となっていることをご容赦ください。北海道大学小児科は100周年を迎え伝統ある講座となります。伝統というと、古い考え方に捉われた組織というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、現在まで生き抜いている老舗をみると常に何らかの変化を試みているものです。当科が今まで存続しているのも先人たちが素晴らしい人材を輩出し、その方々が更に組織に変化の刺激を与えていくという、良いスパイラルがあるからだと考えます。そのスパイラルを生む仕組みを少し見ていきます。

  • 様々な専門分野の存在
    現在、免疫・感染、遺伝、新生児、血液・腫瘍、神経・代謝、消化器、腎臓、内分泌、PICU、循環器の10の部門があります。これほどそろっているところは大学でも数少ないです。揃っていれば良いというものではないでしょうが、揃っていると選択肢もそれだけ増える事になります。またPICUグループは当科では初のクラウドファンディングの助力も受け、地域の皆様の支持のもと新設となったグループで、正に前述の変化を続ける組織を体現していると言えます。
  • 様々な医療機能レベルの関連病院
    専門分野を身につけるにしてもその前に地力をつける必要があると考えます。その点では国が定める、小児地域支援病院、小児地域医療センター、小児中核病院の全ての医療機能レベルの関連病院があるので、1次から3次まで全ての重症度を経験することが出来ると言えます。
  • 最先端の内容と言える研究
    地力をつけ専門分野を目指す方には、更に深淵を覗きたいなら研究もありです。北海道大学は総合大学のため、今までにも工学部や薬学部、歯学部などとの共同研究が既に様々な実りをもたらし、論文の量、質も上がり、競争的資金獲得も増加しております。
  • 色々なキャリアパス
    上記の様な関連病院を支えていく人材や、研究を担う人材となっていくほかにも保健所や医薬品医療機器総合機構など行政に近い方向に進むなど、様々な道を歩むことが出来ます。

現在は働き方改革なども進んできており、医会(医局)もこれに対応すべく変化を続けております。以上の様に医師という中でも色々な人生を選択することが出来るように出来る限りのサポートは惜しみません。今時学閥にも拘りませんので、北海道の方に限らず「子どもたちが自分らしく生きる」手助けをしようという思いを秘めたあなた、一緒に仕事をしてみませんか。ご連絡お待ちしております。yamazawa@med.hokudai.ac.jp

医会長   山澤 弘州